目が覚めたら、俺は“男が溢れる”世界にいた。
男女比
100:1。
わーい。ハーレムだー…だって?
違う、違う。男が100の方だぞ?
街を歩いても、電車に乗っても、女性なんて1人も見かけない。
親に「孫の顔見せろ」って言われてたけど…どう考えても詰んでるだろ。
周りの男達もイカれている。昼間から下品な話題で盛り上がり、モニター越しの女性に大歓喜。
「「うぉおおおお!!オトハさまぁあ!!」」
ああ…元の世界に帰りてぇ。
でも気付いたら、女性との接点が増えていた。
電話での会話で興奮しない?ええ、仕事ですから。
ウェブ会議で気が狂わない?ええ、仕事ですから。
当たり前の事なのに、何故か異常に評価される。
いつの間にか、俺は特区担当者に任命され、女性達の相手をすることになっていた。
俺しか適任者がいないって?俺以外はみんな、ぶっ倒れて仕事にならない?
ヤバ過ぎるだろ!この世界。