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【愛し合えないまま死に別れた二人のやり直し下克上ロマンス、開幕――!】
「最初に言っておくが、俺が君を愛することはない」
婚約者となった第二皇子のシオンに初対面で突き放されて以来ずっと冷遇され続けたアイシャは、父が身に覚えのない反逆罪で処刑されたことで、さらなる地獄へ突き落された。絶対的権力者である聖下リヒトの手籠めにされ、最後は自身も惨殺されてしまう。
だがなぜか時は遡り、父が処刑される日に舞い戻った。
これから父は殺され、母は壊れ、家臣たちは吊るし首になり、友は謀殺されてしまう。今度こそ大切なものを守るため、アイシャは自国領の騎士たちを率いて戦うことを決意する。
その勇猛な戦いぶりからやがて「刃物姫」と揶揄されるようになった彼女の前に、元婚約者のシオンが突然姿を見せたのだが……。
「今まで伝えられなかった分、言葉と行動で尽くしたい。伝えないと俺の方がおかしくなってしまいそうなくらい、アイシャに溺れてる。初めて君を見た時から、ずっと」
それまでの冷たい態度が嘘のように、アイシャを溺愛するようになったシオン。
愛を知らずにいたアイシャは漠然とした不安から彼を遠ざけようとするが、秘められた真実を知って、心を開き始める。
三度目はない。ここでやり直す、全てを。
死を越えた先でようやく愛し合えた二人が、腐敗した皇家と女神の狂信者たちへ宣戦布告する――。
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レイティングは念のため。直接的な表現はありませんが、苦手な方はご注意ください。
ぬるいですが、少しだけ背後注意なシーンがあるお話にはタイトル横に(※)がついています。
溺愛は第二章後半から開始。物々しい苦しみにズタズタになってから溺れるほど愛される極上の飴と鞭をお楽しみください!