伯父の紹介で顔合わせしたセドリックはアレクシアの好みど真ん中で一目ぼれだった。幸せな婚約期間を経て結婚をした二人は戦争の波に飲まれてしまう。
セドリックが弾を避け転んだ所に大岩があり頭を撃ち付けて記憶を無くしてしまったのだ。そこへ近づいたのが治癒師として来ていたシルフィだった。弄ばれ貴族令息達に良いように騙され娼婦扱いになっていたが、モテていると勘違いしたシルフィは狙いを記憶喪失のセドリックに定める。距離が近いという部下からの報告と使用人たちの噂話から、アレクシアは悲しみに沈むが、次期伯爵という立場から別れを覚悟した。怒りの伯爵に離縁を迫られるセドリックは浮気はしていないと訴えるが信じて貰えるのか、シルフィの自白とセドリックの頑張りに全てが委ねられた。