現代のバリキャリ薬剤師で研究員の蒲生凜華は、実験中の事故が原因で中華風の異世界に憑依型転生する。
人買いに拉致されて後宮へ納品されてしまったが、そこは迷信と陰謀が渦巻く、公衆衛生の概念なき魔窟だった。
凜華は漢方薬学と科学の知識とぶっとびワーホリ根性で、妃たちの陰謀や奇病を次々と「除菌」し、古臭い伝統を石鹸水と論理で洗い流していく。
冷静かつ情熱的な凜華の性格に、若き皇帝・景雲はすっかり魅了されるが、彼はなんというか……頭のネジが外れた天才、美形の無駄遣いを地で行く変な男だった。
薬や化粧品を作っては事件を解決し、皇帝の求愛をのらりくらりと躱しながら、凜華は処方箋一枚で歴史を書き換える。
知的好奇心を刺激する、若干設定盛りすぎて全部乗せな本格ハイブリッド医療中華ファンタジー。