老若男女が楽しめる【本物】の【超本格時代小説】が、ここにある!
本編には、秋田書店月刊ミステリーボニータに『酒処
春來荘日乗』を連載中のプロ漫画家、丸岡九蔵先生描き降ろしのイラスト及び
早稲田大学漫画研究会の現役学生精鋭による描き降ろしのイラストを掲載しております。
是非そちらもお楽しみください!
(AIによるイラストもあり)
【あらすじ】
信州松代藩鬼無里《きなさ》村には、遥か古より鬼女が棲むという。
そして寛延のこの頃、鬼無里村にある山寺には、鬼の子として忌み嫌われる少年「鬼助」が暮らしていた。
自らの出自も知らぬ鬼助は、里の人々から睥睨の眼を向けられながらも、仲間の助けもあって強く生きている。
ある日鬼助は山の中で、とある怪異に遭遇する。
それは言い伝えにある鬼女なのか。
或いは───
その日を境に、鬼助の運命は、思わぬ方向へと向かっていく。
一方で、松代藩では政治が腐敗し財政は逼迫。
武士は汚職と裏金作りに執心し、領民の負担は増すばかりであった。
領民を苦しめる巨悪は果たして何者なのか……
複雑に絡み合う伏線が、やがて一つになり、謎がすべて明かされる───
史実を基に、鬼の棲む里を舞台にして描く、超本格王道ファンタジー感動巨編時代劇!
あらゆるところに伏線が張られていますのでお見逃しなく。
***
テーマは、「大切な人を護るために……」です。
閉じられた世界の中でお話が進むのではなく、個人対個人の関係が、家族・村・藩とより大きなコミュニティへと波及して物語は進みます。
少年少女が、大人や社会との関りを通じて成長していく姿を描いていけたらいいなと思います。