伯爵夫人なのに、誰にも必要とされない。
没落貴族の娘アーデルハイトは、形だけの結婚生活に二年間耐えた末……
離婚届を置いてすべてを捨てた。
帰った故郷で待っていたのは、祖父の死と空っぽの家。
それでも彼女は前を向き、家庭教師として新しい人生を始める。
もう、あの家にも、あの人にも戻るつもりはなかった。
そのはずだった。
「ようやく見つけた。帰るぞ、アーデルハイト」
二年間一度も顔を見せなかった夫が、今さら追いかけてくる。
今さら何を言われても遅い。
そう思っていたはずなのに――
(苦手な方がいるため注意かきいたします)
本作は元鞘(復縁)要素を含みます。
ヒーローは長らく妻を顧みなかった「今さら遅い」タイプのため、苦手な方はご注意ください。
※アルファポリスにも投稿しています。
※2026年9月26日に完結予定です。