「空から女の子が降ってきて、世界が滅べば良いのに」
ありきたりな妄想を吐いた。普通の引きこもり高校生、スゴミ。
ありきたりな展開で叶った。願うだけで叶う、くだらない戯言。
願って始まり、美少女と出会って運命の物語が動き出す。
その展開は予定調和のハズだった。だけど何かが壊れている。
理想の姿で現れた天使は意味不明だし、普通に世界が終ろうとしている。
そして彼はその物語を走ることを拒絶した。
主役にも、英雄にも、救世主にもなりたくない。
彼にはただ一つ、本当の願いがあった。それは「帰りたい」。
そして彼は物語という展開そのものを、ぶち壊しにして帰ろうとする。
「はあ……もう帰っていいっすか?」
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一話あたり3000〜4000文字で山場あり。
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毎日14:20、更新予定。