【短いあらすじ】
クソ強主人公がやりすぎないようにリミッターをかけられつつ敵をズタボロにするだけの話。
【長いあらすじ】
王の統制が行き届かず、荒れた治世となった王国。賊がはびこり、その集団は非常に巨大かつ強大なものに成長していた。多くの貴族の領地で賊たちが好き勝手暴れまわるが、とある貴族の領地だけは別だった。
ホーエンガンプ領。王国の中で唯一賊が好き勝手出来ない領地。多くの賊が誰にも荒らされていない理想郷だと攻め入るが、誰一人として成功して生きて帰った者はいない。その理由は、至極簡単だ。
ディオニソス・ホーエンガンプ。『殺戮皇』と呼ばれる男のせいである。趣味は拷問、敵は殺す、賊は命乞いすら聞かない。「これどっちが悪者なの……?」と言われるほどの暴れっぷりを披露する男。これは、そんな男が情け容赦なく、乱世の王国を暴れまわる物語。
『だから! 君が好き勝手することで原作主人公に殺される羽目になるんだから、ちょっとは善行しよう!』
「うるせえ! 黙ってろ! 原作主人公だなんだか知らないが、返り討ちだわ!」
なお、ディオニソスはリョナグロ鬱ゲーの中ボスで、原作主人公にぶっ殺される敵キャラである。
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