神殿で巫女として仕えるリゼルは、叶わない恋をしていた。
相手は、幼い頃に助けてくれた、聖騎士アルベルト。
誰にでも親切な彼には、誰もが認めるお似合いの女性がいて、リゼルは妹のようにしか思われていない。
どうしても恋心を捨てられないリゼルは、「神の花嫁」を目指すことを決意した。
花嫁に選ばれた巫女は、神域へ旅立ち二度と戻らない。それでも、この想いを手放せるのなら、と。
ところが、何故か今更、アルベルトは引き留めるようなことを言ってくるのだった。
これは、思い込みの激しい巫女と、やや振り回されがちな聖騎士の、勘違いから始まるすれ違いの物語。ハピエンです。