貴族に飼われた孤独な異能持ちの美少女が後宮入りして、皇帝陛下に溺愛されつつ、次第に仲間など出来つつ、後宮の穢れの浄化活動をしていくお話です。
宇澄国有数の門閥貴族、周家。周家は代々にわたり、妖を飼っていた。喰呪鬼と呼ばれるその妖は、衣食住と安全と引き換えに、家にかけられた呪詛を全て解呪する力を持っていた。当代の喰呪鬼である夜鈴は、先代の喰呪鬼と周家当主との間に生まれた禁断の娘。当主の正妻とその娘からひどい虐待を受けて育った夜鈴は、後宮に入り妃嬪の一人となることを宮廷から請われる。
名前の中国語読みはなし。後宮の設定もゆるふわで。
一話6万字程度の中編連作の予定です。カクヨムでも公開中。