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取得日時> 2025-10-18 01:29:03
アルセリオンの神話
『旧題名:アルセリオン』
それは、まだ星が若く、
 海も大地も“静けさ”という言葉でしか語れなかった──そんな太古の記録だ。
 世界が始まった日。
 『何か』が天空より細胞を撒いた。
 それは100個の細胞。
 星に降り注ぎ、あるものは海へ、あるものは大地へと落ちた。
 その中の“ひとつ”──
 深く、静かなる海へと落ちた白い細胞。
 長い時間が過ぎた。
 何万年か、何億年か……記録する者も居ないほどの時が流れた後。
 その細胞に──“魂”が宿る。
 それはどこか別の世界から来たかもしれない、名もなき魂。
 しかし、確かにそれは細胞と結びつき、変化を始めた。
 最初の神話はここから始まる。
 名を──アルセリオン。
 彼はまだ未成熟な海の中で目覚めた。
 誰もいない世界。生物も、言葉も、思想もない、ただ“存在”だけがある。
 そしてアルセリオンは、退屈を埋めるように創造を始めた。
 まずは自分の細胞を切り分ける。
 生き物を、魂を、感情を、思考を与える者を……。
 時には彼自身が力を分け与え、
 時には別の意志が勝手に形を成して、意志を持つ存在となった。
 そうして“この世界の神々”が次々と生まれていった。
 ──しかし。
 彼らは知らなかった。
 自分たちの兄弟とも呼べる“もう一つの勢力”が存在していたことを。
 それは、観測されることを拒絶された者たち。
 存在を許されていないはずの者たち。
 それでもなお、この宇宙に“居てしまった”存在。
 名を持たぬ神々。
 記録されず、語られず、形を持たぬまま、それでも生きている。
 彼らは後にこう呼ばれる。
 『存在外の存在』**と。
そして、アルセリオンと彼らは、
 いずれ必ず衝突する

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