無能修理師と軽んじられ、幼馴染たちの冒険者パーティから追放された少女リネア・ギアライト。
戦える剣士でも、華やかな魔導士でも、仲間を癒やす神官でもない。
彼女にできるのは、壊れた道具を直すことだけだった。
王都外縁の小さな修理店で細々と暮らしていたリネアは、ある日、常連の老婆から未開拓遺跡の鍵を譲られる。最後の機会に賭けて遺跡へ向かった彼女が見つけたのは、長い時を壊れたまま眠り続けていた黒い四脚兵器だった。
誰にも価値を見抜かれなかった機械獣。
誰にも必要とされなかった修理師。
リネアはその兵器に「ルクス」と名を与え、失われた機能を少しずつ修理していく。
やがて彼女を捨てた者たちは知ることになる。
無能だと笑った修理師こそが、神代兵器を目覚めさせる唯一の存在だったのだと。
追放された少女修理師と、壊れた最強機械獣の再起と成り上がりの物語。