無能者として生まれた王女が出会ったのは、全てを失った少女だった――。
魔法国家に無能者として生を受けた王女イルセルナは、それでも家族に愛され平和な日々を送っていた。
しかし十歳のとき、父親からなんの説明もなく修道院へと入れられてしまう。
それから四年、無能者の王女として見られながら荒んだ修道院生活を送っていたイルセルナはあるとき、別の修道院へと移されることになる。
そこでイルセルナは人形のような少女、ユイと出会うのだった。
同じ世界観でほかにも百合小説を書いています
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