この日、母は父を殺す。そうして逮捕されて、絞首刑になってしまうのだ。それは<夢>で、けれどこれから確実の起こりうることをオヅマは知っていた。
この悲劇から紡ぎ出される連鎖を断ち切る為に、オヅマは行動を開始する。
現実と奇妙に交錯しながら、昏き夢はオヅマをどこに導くのか……。
少年オヅマを中心に、様々な駆け引きや、友情、愛憎、権謀術数が複雑に絡み合う。その中でひとつひとつ、オヅマが見出していったものとは? 選び取った一つ一つの行動の果てに、彼を待つものは?
※カクヨム、ノベルアップplus、ハーメルンにも投稿しております。
※別に『昏の皇子』設定集(Nコード:N6092HR)というのを作ってます。ネタバレになるところもあるので、できればある程度読み進めてからご覧下さい。
シリアス, 男主人公, 群像劇, 現地主人公, 少年, 成長, 騎士, 貴族, ネトコン12, 残酷な描写あり