4/30 18時より第五章「魔王の遺産と幽霊の算譜」連載再開。6時18時の毎日2回更新。
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『漢という国は、とうの昔に死んでいたのだ。』
かつて帝国の息の根を止めた魔王の軍師・|李儒《りじゅ》は、静かにそう宣告した。
英雄たちが覇を競う華やかな表舞台の裏で、世界はすでに完済不能な「負債」――崩壊した経済と物流の泥濘に沈んでいた。この破綻した時代を繋ぎ止めるのは、伝説の英雄ではない。本と平穏を愛する一人の些末な事務官・向朗である。
彼はただ、手の届く範囲の綻びを算盤の珠で縫い合わせる――「弥縫」で目の前の平穏を紡ぐ。魔王の遺した呪われた|算譜《ロジック》を、幽霊のごとき役人が平和のための数式へと書き換えていく。
これは武勇の物語ではない。
「救わず、ただ繕う。破綻のその先まで――」
算盤一つで歴史の余白を埋める、驚愕の物語が幕を開ける。
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「丞相を継ぐ者」三国志向朗伝
この物語は、蜀の無名な文官、向朗を主人公とした三国志です。
徐庶、龐統、馬良の親友と言われながら、諸葛亮の友人とはどこにも書かれていない向朗。
蜀漢の丞相、諸葛亮が五丈原に没したの後、行丞相事(丞相代理)に就くも、その史実はほぼ知られない人物。
そして、
朗少時雖渉獵文學、然不治素檢
(幼少からの読書オタク。生涯オタク志向)
優游無事垂二十年
(趣味に没頭すること20年)
不干時事
(世情に興味なし)
と言う、史書に残る、本当に三国時代の英雄とは思えない、おかしな人物描写。
そんな向朗の物語です。
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この作品は以下の作業についてAIの補助利用を行っています。
・文章の他作品との類似性チェック及び類似箇所の除外校正
・文章の誤字脱字チェック
・本文内に引用される、陳寿「三国志」、裴松之「裴松之注」他、史書の日本語訳。
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