『紋章師』
この国では魔術、剣術などを扱う事ができる特殊なスキルを授かった者をそうよんでいた。
ここエインズ王国は王領を囲む七つの領土を『七大貴族』と呼ばれる貴族達が治めていた。
その貴族の中の筆頭である、ベリントン家。
『呪具耐性』のスキルを授かった主人公、ウル・べリントンは”呪いの紋章師”となる宿命をせおう。
しかし”呪いの紋章師”など忌まわしいとの理由から名家べリントン家より追放される。
「この由緒正しきべリントン家からそのような忌まわしい能力を授かるものがでるとは!」
「でも父さん、この能力は呪いを解く力があるそうです、それはとても……」
「ふさわしくない!」
それが尊敬していた父とかわした最後の言葉だった。
それから十数年。
ウルが手にした『呪具耐性』の能力は様々な呪いの道具を装備することができる特殊なものだった。ウルはその能力を使い様々な”呪具”をつかいこなし呪いを解くことで生計を立てていた。
女っ気もなくもんもんとしながら山奥で引きこもっていたが、呪いを解く仕事をするうちにさまざまな運命に巻き込まれていくはめになる。
相棒である呪いのウサギの人形”キャンディ”とともにいろいろな呪いを解決していくお話。
呪いに秘められた真の力とは!?
呪いをため込んだおっさんが、いろんな呪いの解放に奔走するドタバタ冒険譚。
※さくっと読めるように一話ごとの文字数はすくなめです。
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