「ずっと憧れていたんだ。物語の中のヒーローに」
近未来。
世知辛く、冷たすぎる社会で、現実に希望を見いだせない少年は、フルダイブ型VRMMOに救いを求めた。
『自分も、あの物語の主人公みたいになれるかもしれない』
しかし、彼を待っていたのは、都合のいい冒険ではなかった。
容赦なく、ひたすら公平な仮想世界。
特別な才能を持たない少年がそこで出会ったのは、"最凶最悪"の名を轟かせる上級者だった。
勝手に見込まれ、最低最悪と評されるチームへ引きずり込まれていく少年。
周囲のプレイヤーからは冷笑され、ゲーム内での立場は最底辺へと落ちていく。
そして、その世界に集まっていたのは、普通にゲームを遊びたい者たちだけではなかった。
仮想世界でしか夢を見られない者。
逃避の果てにすがる者。
居場所を求めて彷徨う者。
そして、自分がなぜ戦うのかを問い続ける者。
これは、英雄に憧れた少年が、英雄になれない現実を知りながら、それでも戦う理由を探していく物語。
「オレは……一体、何のために戦うんだろう?」
※この作品は、作者自身のMMOをはじめとする多様なゲーム体験(20年以上)をもとに執筆されています。
本作は一つの章を単行本一巻分として執筆しており、第三章でひとつの区切りを迎える構成となっています。
「人生に残る一冊だった」といった感想もいただいており、読後に思わず多額のご支援をくださった方もいらっしゃいました。
ぜひ一度、物語の世界に触れてみてください。
章ごとに完結感のある構成なので、まずは第1章からお試しください。
1章まで読んでみて全く合わないと感じたら、そのまま離れていただいて構いません。
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