ジョブ判定で「門番」を引いた。
攻撃スキルなし、戦闘補正なし。ランク外どころか冒険者ですらない。
同期に「まあ、生きてはいけるんじゃないか」と言われ、
配属されたのは前任者が死んだ廃墟の前哨基地――通称「墓場の門」。
初日の夜。ダンジョンの出口をノックする音がした。
魔物は言った。「交渉に来た」
俺は扉を少し開けて言った。「まあ、聞いてから判断しよう」
これが、最底辺の門番が「調停者」になるまでの話だ。
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