【挿絵を散りばめています。見つけてね。】
人類の天井が迫っていた。
万物の霊長を自負するこの種は、ついに100億を超え、地球の隅々にまで広がった。かつて空を目指し、海を渡り、未知を求めて進化してきた人類は、ほとんどの望みを叶えてしまったのだ。
「ならば、その先に何があるのか?」
熱く燃えたぎるフロンティアスピリットは過去の遺物となり、人々は無気力な安定に甘んじ、停滞と退屈が日常を支配する。そして、そんな世界の中で、人類は自らの存在意義を見失い始めていた。
だが、そんな常識が足元から崩れ去る。
地球に生きる全ての人に、半透明のウィンドウが突然現れ、世界の摂理が変わったことを告げたのだった。
"大いなる情報体"から人類へ課せられる無数の試練。
人類に存亡の危機を与えると同時に、乗り越えた者には相応に力が宿るようになる。
生き残るか、淘汰されるかー。
世界の在り方そのものが、静かに、しかし確実に"変質"し始めたのだ。
帆世静香は、その変革の渦中にいつもいた。
始まりの記憶。その日、帆世は、今世で一度も着たことのないナース服に身を包み、見知らぬ地で目を覚ました。これは、人類の未来を決する戦い。少女は自由気ままに飛び跳ねる。
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