『私、攻撃魔法は使えません。だから、ごはんで勝ちます』
おにぎりで力を高め、焼き菓子で素早さを引き出し、時には不思議な食材でピンチを乗り越える。
戦えない魔法使いが、ごはんで仲間を強くする異世界バフ飯ファンタジー。
メイドカフェで働く星咲茉歩瑠《ほしさき・まほる》は、しゃべる魔法のステッキに頼まれ、報酬につられて異世界へ向かうことになった。
けれど、転移は失敗。
魔法少女の格好のまま、見知らぬ場所に放り出されてしまう。
持ち物はステッキ一本。
唯一使える魔法も、その効果は〝料理を美味しくする〟だけ。
「料理を美味しくする魔法だけで、異世界は無理なんだって!」
完全に詰んだと思っていた茉歩瑠だったが――。
その魔法には、食材の力を引き出し、食べた仲間を強くする効果があった。
最初にたどり着いた村で、茉歩瑠が作ったおにぎりを食べた村長が、いつもは歯が立たない魔物を一撃で撃破した。
そのお礼として報酬をもらった茉歩瑠は、思わず気づいてしまう。
「あれ!? もしかしてこれ、いけるんじゃない?」
仲間と出会い、料理を作るための屋台も手に入れて――茉歩瑠の旅が、少しずつ動き出す。
【毎日22:20更新】
※カクヨムでも連載中です。カクヨム版では、こちらより少し先の話まで公開しています。
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