【それを「愛」と呼ぶにはあまりに生ぬるい、共依存ヒト×ケモ ダークファンタジー】
雪の戦地、トルタンダ。
『一人残らず殺せ』と命じられた戦場で心を壊し、子供のように奔放な狂人となり果ててしまったケモ娘のフィー。
兄弟同然に育った彼女を見捨てられない傭兵の青年イチヘイは、無邪気で優しく、どこか様子のおかしいこの相棒と共に、二人が育ったお師匠さまの家へ帰ってくる。
そんなある日、フィーが森で捕まえた一人の幼女、花登(ハナト)。
足首には鉄の枷。胸元には奴隷の焼き印。襲いかかる妖獣は、なぜか花登を攫おうとする。そしてイチヘイにしかわからない言葉を話す彼女は、昔、彼が捨てた故郷と“同じ世界”から来たことを示していた。
ハナトを『うちの子』にすると言ってきかないフィー。
相棒の心を壊してしまった自身の『欠落』への後悔と、花登に向ける複雑な感情からどうしても彼女を受け入れられないイチヘイ。
対立の挙げ句、フィーはイチヘイに向かい破れない魔法の誓いを立て、
『願いを聞いてくれるなら、あとはボク、イチヘイに殺されてもいいの。イチヘイの言うこと、なんでも聞くから……』
と、その身を無理やり彼の隷属にしてしまう。
……それがすべての、はじまりだった。
フィーが隠した『約束』、イチヘイに隠された『秘密』。
幼女一人の見つめる先で、互いを大切に思う心が、暴くべきではなかったそれぞれの業(カルマ)に互いを突き堕としていく。
――――果たしてそこに、救いはあるのか。
絶えることない絆を結び、破滅の中に希望をうたう、共依存ヒト×ケモダークファンタジー、ここに開幕!
【作者コメント】
毎日22時過ぎ更新。内容重め、伏線えぐめの物語、お楽しみください。※8/27投稿分より絶望の果ての一筋の希望回収ターンに入りました。
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