婚約破棄された瞬間、王都の結界が止まった。
聖女セラフィナが支えていたのは恋でも名誉でもない。“国そのもの”だったからだ。
「無能」と捨てた第一王子は、新聖女に“数値十倍”を据えて結界を再起動させる――が、繋がらない。鍵が違う。
警鐘が鳴る。結界の光が剥がれ落ち、城下に影が伸びる。迫る魔物。国は、5分後に滅ぶ。
今さら戻れと懇願されても、セラフィナは告げる。
「契約を切ったのは、あなたです」
そこへ現れた外交騎士が言った。
「契約解除を確認しました。安全と待遇を、契約として提示できます。こちらへ」
捨てた側が滅び、捨てられた側が救われる。
最後にセラフィナは静かに言い放つ――
「返してほしいなら――まず、私の人生を返してください」
※本作は同タイトルの短編の連載版です。
短編が好評だったので、連載を開始しました。
ブラッシュアップして続きを執筆しました。
短編版は下記リンクから。
https://ncode.syosetu.com/n8070lp/
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